調査

景気動向調査

【山形・秋田】県内企業の景気動向調査(概要)

※この記事はFuture SIGHT No.93からの再掲です。

  1. 調査の目的
    山形・秋田県内に本社を置く法人企業を対象に、各社の業況の現状と今後の見通しについて調査を行い、景気の動向を把握することを目的とする。
  2. 調査の方法
    すべての質問事項についてDI(Diff usion Index)値を求める。たとえば、各社の業況を示す「自社の業況DI 値」の算出方法は「自社の業況DI値」=(「良い」と回答した企業の割合)-(「悪い」と回答した企業の割合)
  3. 調査期間
    令和3年5月6日(木)~17日(月)
  4. サンプル概要
    アンケート対象企業 山形652社、秋田490社
    有効回答数     山形409社、秋田378社
    回答率       山形62.7%、 秋田77.1%

景気の天気図


自社業況の動向

山形県の業況は、「自社の業況DI値(前年同期比)」が▲ 11.0(前回調査比26.2 ポイント上昇)と3 期連続で改善した。「各種DI 値(前年同期比)」をみると、「売上高」「営業利益」「資金繰り」はいずれも改善し、「人員・人手」は小幅ながらプラス幅が拡大した。

秋田県の業況は、「自社の業況DI値(前年同期比)」が▲ 8.5(前回調査比22.2 ポイント上昇)と3 期連続で改善となった。「各種DI 値(前年同期比)」をみると、「売上高」「営業利益」「資金繰り」の3 項目が改善し、「人員・人手」は小幅ながら2 期連続でプラス幅が縮小した。


業種別の動向

山形県の業況(前年同期比)を業種別にみると、いずれの業種も3 期連続の改善と、4 業種すべてで改善となった。特にサービス業では30.0 ポイント以上の大幅な上昇となり、建設業は7 期ぶりにプラスに転じた。

秋田県の業況(前年同期比)を業種別にみると、建設業、卸・小売業、サービス業の3 業種は3 期連続で改善、製造業は2 期連続の改善と、4 業種すべてで改善となった。建設業を除く3 業種では、30.0ポイント前後の大幅な改善となった。


地域別の動向

山形県の業況(前年同期比)を地域別にみると、6地域すべてで改善となった。庄内飽海は2 期連続、その他の5 地域は3 期連続で改善となり、庄内田川はプラスに転じた。先行きは、村山北部で改善が見込まれるものの、その他の5 地域では悪化が見込まれている。

秋田県の業況(前年同期比)を地域別にみると、3 地域すべてで改善となった。県北は2 期ぶりの改善、中央と県南は3 期連続の改善となり、中央では小幅ながらプラスに転じた。先行きは、県北では引き続き改善が見込まれる一方、中央と県南は悪化が見込まれている。

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